スポーツ&サイエンス(坂詰)の独り言

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zoom RSS 新しいトレーニング=良いトレーニング?

<<   作成日時 : 2007/06/02 17:12   >>

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これまでスポーツ界、フィットネス界では、色々なトレーニング方法が紹介されては消えていっています。新しい方法を個人で行う分には、いくら試してみても良いのですが、それを指導者が選手やクライアントに指導して、「やらせる」となると問題です。

例えば3〜4年前にはバランスボールが急激に日本で広がりましたが、最近のスポーツ界では「バランスボール」を導入しているチームが少なくありません。バランスボールは10年ほど前に欧米から日本に紹介され、5年ほど前からブームとなっている、大きなゴムボールを使ったトレーニングで、文字通りバランス、つまり平衡性を向上させると言われています。
しかし、地面や床の上に両足を付けてバランスを取るのと、ゴムボールの上でバランスを取るのは同じではありません。サーフィンやスノーボードなどでは効果的だと思いますが、野球、サッカーやバスケットなどの陸上スポーツでは、やはり地面や床の上でバランスを取る能力が求められます。(全く無意味ではないとは思いますが、私は随分遠回りなアプローチだと思っています。)

もう一つの例として最近スポーツ界でもフィットネス界でも「アウターマッスルは必要なく、インナーマッスルが重要」という声が効かれます。確かにインナーマッスルには、靭帯のような役割で関節を安定させたり、内臓を固定ししたり、姿勢を安定させるといった重要な働きがあります(インナーマッスルと一くくりにはできないほどその役割は異なっています)。しかし、実際に体を動かして、エネルギーを消費し、基礎代謝と深い関わりがあるのはアウターマッスルです。
この辺は相変わらず「日本の筋肉アレルギー」が別な形で現れたものだと私は考えています。
こういった例は枚挙に暇がありません。数年前プロ野球でアブローラーによるトレーニングを見た時にはゾッとしました。効果の面もさることながらあれで肩を痛めたら、トレーナーは責任を持てるのでしょうか?

古いトレーニングでも良いものはあり、逆に新しいトレーニングでも必要の無いものもあります。科学的トレーニングとは、新しいものを何でも取り入れるということでは決してなく、それを自分自身の持つ科学的見識というフィルターを通して取捨選択、アレンジして行う(行わせる)ことだと、私は思います。

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